2016年6月3日(金)
ヤニック・ネゼ=セガン+フィラデルフィア管弦楽団@サントリーホール
シベリウス:交響詩「フィンランディア」
武満徹:ノスタルジア―アンドレイ・タルコフスキーの追憶に―
(Vn:五嶋 龍)
------------------------------
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」
今年は武満徹没後20年。
だから彼の作品が演奏される機会が増えるのは当然のことだけど、それにしても今年は一体何回「生ノスタルジア」を聴いたことになるんだろう?
否が応でも、ノスタルジアに対しては耳が肥えてくる。
フィラ管の弦は一糸乱れぬ美しいハーモニーを奏で、五嶋龍は内省的な淡々とした、かと言って無味乾燥ではない世界を築き、何より全体をまとめ上げるセガンの力量には恐れ入った。
後半はブルックナーのロマンティック。
結果は…
近年稀に見る美しいブルックナーだった。
一言で言ってしまえばこれが「フィラデルフィア・サウンド」なんだろうけど、それだけでは済まされない「豊か」で「若々しい」演奏は、ヨーロッパや日本のオケでは決して聴くことのできないものだと思う。
前回[LINK]聴いた時もそうだったけれど、セガンの統率力には一段と磨きがかかり、正にオケを意のままにコントロール。
40歳そこそこでこれだけの演奏を弾き出すとは、10年後、20年後が恐ろしく楽しみ。
健康に留意して長生きしないと…
セコメントをする